また届いた「公開買付け」の封筒。今回は放置せずに真面目に考えてみた話

投資



みなさん、こんにちは!いくらです
先日、ポストを開けると何やら見覚えのある、少し重みのある封筒が届いていました。
差出人を見てみると、持株会社からの「公開買付け(TOB)関係書類」の文字。
実は、この「公開買付け」の封書を受け取るのは今回が初めてではありません。
前にも一度、別の保有銘柄でまったく同じような関係書類が送られてきたことがあったんですよね。ですが、正直に告白すると…… その時は何もしませんでした(笑)。

「公開買付け? なんか難しそうな漢字が並んでるな……」
「株のことよくわからないし、放置しておけばそのうち元に戻るでしょ」
なんて軽い気持ちで、中身をパラパラと軽くめくっただけでそのまま机の引き出しへイン。完全にスルーを決め込んでいたのです。
でも、あとから知ったのですが、公開買付け(TOB)を放置して上場廃止になると、後から株を整理する手続きがすごく面倒になったり、売りたいタイミングでサクッと売れなくなったりするんですよね。前回のときは運よく後からなんとかなりましたが、「あのまま放置していたのは実はけっこう危なかったのでは……?」と後から少しヒヤヒヤしたのを覚えています。そんな経験があったからこそ!
今回再び「公開買付け関係書類」の封筒が届いたとき、私は心に決めました。
「今回はちゃんと向き合って、真面目に考えてみよう!」 と。
せっかくの機会ですし、今回は「売ってみようかな?」という選択肢も含めて、真剣に検討してみることにしたのです。


届いた書類をしっかりと開封!
まずは、いつもなら放置してしまう分厚い封筒をハサミで丁寧に開封しました。
中には見慣れない用語が並んだ書類がたくさん入っています。
一見すると難解で目が滑りそうになりますが、要するにチェックすべき重要ポイントは次の数点だけなんですよね。
・ 買付価格(1株いくらで買い取ってくれるのか?)
・ 買付期間(いつまでに手続きをしなきゃいけないのか?)
・ 公開買付代理人(どこの証券会社で手続きをするのか?)
書類を確認してみると、今回の買付価格は「1株につき795円」と書かれていました。
自分が過去にその株をいくらで買ったのか(取得単価)、証券会社のアプリを開いて確認してみると……なんと買付価格の方が高い!
「あ、これ売ったらちゃんと利益が出るやつだ!」と分かった瞬間、一気にテンションが上がりました(笑)。
前回の私なら、「ふーん、利益が出るんだ」で終わって書類を閉じていたかもしれません。でも今回の私は違います。「じゃあ、どうやって売るのが一番賢いんだろう?」と一歩踏み込んで調べてみました。

TOBの時に株を売る「2つのルート」

調べて分かったのですが、公開買付けが発表された株を売るには、大きく分けて2つの方法があるんですね。

パターン① TOB(公開買付け)に正式に応募して売る
同封されている書類の案内に従って、指定された証券会社(公開買付代理人)に口座を作り、そこに株を移管して買付価格(今回の場合は795円ピッタリ)で買い取ってもらう方法です。
  メリット  提示された買付価格そのままで確実に売れる。買付手数料がかからない。
  デメリット  指定の証券会社に口座がない場合、新規の口座開設手続きや、元の証券会社からの「株式移管(引越し)」の手続きが必要で、ちょっと手間と時間がかかる。


パターン② いつもの証券会社から「市場」でそのまま売ってしまう
TOBが発表されると、株式市場での株価も買付価格(795円)のすぐ近くまで一気に跳ね上がります。例えば792円〜794円あたりの、買付価格よりわずかに数十銭〜数円低い価格で取引されるようになります。
なので、わざわざ新しい口座を作らなくても、普段使っているネット証券からポチッと市場で売却してしまう方法です。
  メリット  いつも通りの株取引と同じ操作で一瞬で終わる。すぐに現金化できる。口座移管の手間が一切ない。
  デメリット  買付価格ピッタリ(795円)よりは、ほんのわずかに安い価格での売却になる(数円の差)。

今回の私の結論

「市場売却」でサクッと売ってみる!
この2つの選択肢を比べてみて、私は考えました。
「買付価格ぴったりで売れる795円と、市場で売る794円前後。その差は1株あたりわずか1円か2円程度か……」
もちろん保有株数にもよりますが、私の持っている株数であれば、そのわずかな差額のために新しい証券会社の口座を開設して、書類を書いて、移管手続きをして……という手間をかけるよりも、普段使っている証券口座から市場でサクッと売ってしまう方がはるかにラクでストレスがないな、という結論に達しました。
「数円の差額=手続きの手間を省くための手数料」と割り切れば、市場売却はめちゃくちゃ合理的な選択肢ですよね!
前回は「よくわからないから放置」という一番もったいない(そして少しリスクのある)選択をしてしまっていましたが、今回は「仕組みを理解した上で、自分にとって一番ラクな方法で利益を確定させる」という選択肢が増えました。(桐谷さん的には買った株は売らないんだが、経験として、さらに好条件の株価に出会うためいったん売ってみました。また良さが再加熱したら再度購入もありですね。)

真面目に考えてみてよかったこと

今回、封筒から逃げずに真面目にTOBについて調べてみて、本当に良かったなと思っています。
投資をやっていると、たまにこうやって予期せぬイベント(TOBや減資、株主優待の変更など)が飛び込んできますよね。
そういう時に「難しいから後回し」にしてしまうと、せっかくの利益を得るチャンスを逃してしまったり、無用なトラブルに巻き込まれたりすることもあります。
でも、一度しっかり調べて仕組みさえ理解してしまえば、
「あ、TOBが来たら市場で売っちゃうのが一番手軽なんだな」
「期限までに売却ボタンを押せばいいだけか」
と、次からは慌てずに冷静に対応できるようになります。
知識がひとつ増えたことで、投資家としてレベルがちょっと上がったような満足感もありました!


まだ買付期間(10月13日まで)には少し余裕がありますが、現在792円なので数円の差です。この数円がなかなか思い通りにいかなかったりします。今回はTOB提示の795円で約定予約注文しました。(せっかくならそれ以上になったら売却!と設定してもよさそうですが)売却して現金化できたら、美味しいものでも食べに行くか、新しい別の銘柄への投資資金に回す予定です!


みなさんも、もしポストに「公開買付け関係書類」なんてイカツい名前の封筒が届いたら、放置せずにぜひ一度中身を開いてみてくださいね。思わぬ臨時収入のチャンスが眠っているかもしれませんよ!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!


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