黙って出された新しいシフト表。
そこには、頼んでもいない「夜勤」の文字がびっしりと並んでいた。
……いやいや、ちょっと待ってくれ。
「来月から夜勤者が減るから入ってほしい」なんて打診も相談も、事前に一切受けていない。
ちまたの噂で夜勤担当が辞める話は耳にしていたけれど、なんの確認もないまま、数ヶ月間ゼロだった夜勤がいきなり6日も組み込まれていたのだ。
しかも、私はそもそも週4日勤務の契約のはず。
なのに、それすら無視してしれっと週5日で組まれている始末。
「来月から夜勤が入ることになるけど大丈夫?」と一言聞くのが普通じゃないのか?
あまりにも乱暴なやり方に、さすがにイラッとして直談判しに行った。
直談判の末に返ってきた「有耶無耶な回答」
「来年から週3勤務に減らしてほしい。いっそ夜勤専属にしてくれ」とストレートにぶつけてみた。
夜勤自体はワンオペで一人で気楽に仕事ができるから嫌いじゃない。むしろ性に合っている。
日勤のバタバタや人手不足の現場に振り回されるくらいなら、夜勤専属で固定してもらった方がお互いにメリットがあるはずだ。
しかし、帰ってきた返答はこうだ。
「他の人もシフト減らしたいと言ってるから……」
「とりあえず求人は出している」
「外国人労働者が入ったら配置転換して減らせる予定だから……」

「いや、今の時点で人手足りてないのにどうすんねん!」
と心の中でツッコミを入れざるを得なかった。
先の見えない「いつか」を理由に、今の負担を有耶無耶にされてしまった格好だ。
現場の現実と、辞められない理由
人手が足りないのは百歩譲って我慢するとしても、現場の状況はどんどん悪化している。
ケアの質低下
利用者の状態変化で肉体労働レベルがどんどん上がっている
「バリスタFIREして、適度な労働でゆるく生きるはずだったのに、なんでどんどんしんどくなってんねん(笑)」
もはや笑うしかない状況なのだが、すぐに「辞める」というカードを切らないのには、それなりの理由がある。
ケアマネジャーの試験までは今の職場に籍を置いておきたい
職場の立地が良くて通勤が楽
一人で集中できる「夜勤」という働き方自体は好き
環境や業務内容の「一部」にはメリットがしっかり残っているのだ。
辿り着いた境地「窓際FIRE」として生きる
そこで決めた。
これからは「窓際FIRE」として生きる。
バリスタFIREの最大の強みは、「最悪いつ辞めても(生きていく上では)困らない」という圧倒的なメンタル的優位性だ。
勝手なシフト増加も、現場のカオスも、経営陣が解決すべき問題であって私の問題ではない。
職場は「試験勉強のための資金調達」と「気楽なワンオペ夜勤枠」を確保するための場所。
現場の雑音には耳を貸さず、「無の境地」で淡々と最低限の業務をこなす。
そして浮いたエネルギーはすべてケアマネ試験の勉強に集中投入する。
おわりに
世の中、思い通りにいかないことばかりだ。
契約を守らない職場や人手不足のしわ寄せに真面目に向き合いすぎると、こちらの手札(心と体)が削られてしまう。
「無の境地」で省エネモードに切り替え、自分の目標(資格取得)のために職場をうまく利用する。
バリスタFIREから「窓際FIRE」へ。
スタイルは少し変わったけれど、自分の人生の主導権だけは絶対に渡さないスタンスで、今日も一日白目向きながら試験まで乗り切ろうと思う。



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